【裏技】英語のリズムは強弱じゃない!?誰でもできるようになる練習法公開
発音トレーナーのセイダイです。
この記事では英語のリズムを習得できるとっておきの練習方法について解説しちゃいます!
タイトルでは英語は強弱じゃない!?となっていて、「え、英語は強弱あるよね、っていつも言ってるじゃん」と思った方も多いのではないでしょうか。
もちろん、強弱であることは間違いないです。
しかし、この強弱という言葉を勘違いしている人が結構多くて、その結果その勘違いが英語のリズムが出てきてない原因になってしまっているのです。
ということで今日はそこの捉え方を変えていきましょう!
目次▼
英語のリズムと音痴は関係ない
普段は個別レッスンで生徒さんに発音について教えていますが、リズムが苦手ですという方とても多いです。
日本語とだいぶリズム感が違うので難しいですよね。
しかもリズムと聞くと、音感がないけどできるのかなとか思うかもしれませんが、音感がなくても音痴でも関係ありません。
音楽のリズムとはまた違うので、言語のリズムは誰でもできます。
今から紹介する方法で練習すれば、誰でもできるようになりますので、ぜひ最後まで読んでください!
日本語と英語のリズムの違い
まず、日本語と英語のリズムの違いを図で説明するとこうなります。

✅日本語は1個1個ハキハキと発音し
✅英語は音によって音の弱さが変化します
→弱い音と強めの音があるので、強弱という表現で説明されることが多いです。
さらにこれを3本線で表すとこんな感じです。

真ん中の普通ラインは日本語を話す時のラインで、普通に発音している状態とイメージしてください。

※1番の下のラインを「弱」、真ん中のラインを「普通」上のラインを「強」とそれぞれ呼びます。
リズムが苦手な人がやってしまいがちなこと
リズムが苦手な人がやってしまっている強弱の発音の仕方というのが、こんな感じになります。

強弱というよりは強普通になってしまっているんです。
結構このパターンが多くて、英語で強弱をつけようとすると、必要以上に声が大きくなってしまったりします。
声を張り上げるので、怒ったような声にも聞こえやすくなりますし、すごい頑張ってる感というのが出てしまいます。
英語は強弱ではなく普通弱
それではどうすればいいのか?
冒頭で「英語は強弱ではない」と書きましたが、それはどういうことなのかここに繋がってくるんです。
結論から言うと、強弱ではなく、普通弱とイメージを変えることが大切になります。
意識を一段階下げて発音することで、弱い部分をベースにして、そこに軽く強調をおくとこれで強弱になります。

いわゆる「強」の部分は普段の日本語を発音しているラインと同じになります。
普段日本語を話して別に頑張る感じってないですよね。
英語も同じようにストレスをのせて強調したとしても、普段の日本語と同じレベルで十分になります。
普通弱の感覚を習得する練習方法
では、どうすれば普通弱の感覚で発音することができるようになるのか?
まずはベース部分を一段階さげて、弱いのが当たり前という感覚にし
そこに軽く強調を入れることでメリハリのある強弱のある発音に変えていく
それでは実際に練習してみましょう。
ステップ1
最初のステップは全部弱く発音します。強弱とか何も考えなくていいです。
母音もすべて曖昧にするくらいの感じで大丈夫なので、一旦全部弱くしちゃってください。
この時は、口もほぼ動かさず、喉の奥のリラックスしたポイントでだらだらと発音するくらいで十分です。
声の声量も小さめになります。ぼそぼそくらいで大丈夫です。
ここが実はポイントで、日本語にはこの弱い音がないので、弱い音になれていない人が多いです。
この3つのラインをイメージしてもらって、一段間下げる意識を持ちましょう。

この1つめのステップがとても大切で、これができないからリズムがスムーズになっていないと思ってください。
ステップ2
次のステップは、伝えたい単語のストレス部分を強調します。

元がかなり弱くなっているので、少し強くするだけで十分メリハリが生まれます。
頑張る必要全くありません!
意味を考えてこれを相手に伝えたい単語を強調しましょう。
普通弱の感覚にするメリット
この感覚が身につくと、いいことがたくさんあります。
初見の文章でも自然とリズムよく発音することが出来る
コンパクトな口の動きで楽に発音出来る
ネイティーブスピードでも楽に発音出来る
このように様々なメリットがあります。
さらにリスニングにもかなりいい影響があるので、聞き取りやすくもなります。
ということでぜひ、リズムが苦手な方はぜひ普段の練習に取り入れてみてください。
ぜひ、動画を見ながらこれらのリズムの練習をしてマスターしてみて下さい!一緒に頑張りましょう!