英語のリズムを上達させるためのコツ
こんにちは、発音トレーナーのセイダイです。
この記事では、英語の発音にとても大事な『口の動きとリズムの関係』をわかりやすく解説していきたいなと思います。
目次▼
英語を話す上で間違ったイメージ
英語を学ぶ際に、英語の先生から「口を大きく開こう」と教わった方は多いのではないでしょうか?
これまで数百人に発音指導をしてきたなかで、口の動きについて間違ったイメージをもってしまっている人が本当に多いんです。
リズムがうまくいかない、苦手、という方がうまく発音できない理由がほぼ同じで、無駄に口を動かしすぎ、これにつきます。
例えば、
シャドーイングやっているけど全然追いつけなくてシャドーイングがうまくできない
音読とかしてても頑張って口を動かしすぎてすごい疲れる
ネイティブと同じスピードで発音しようとするとすごい早口で発音している気がする
これらのようなことに少しでも該当する人は、無駄な動きがある可能性が高いです。
英語を話す際に口は動かさないのが基本!
それでは何ができるのか、ということで、答えはシンプルです。
口は動かすな!これにつきます。
どういうことかというと、口を動かさないのを基本にすればいいんです。
どうしても英語は口をいっぱい動かさないと!と思ってしまうと、動かすことを基本にイメージしてしまいがちなんですが、逆転の発想で動かさない方を基準にするというマインドに変えていきましょう!
スムーズな発音について解説
スムーズに発音をするための3つのポイント
リズムと口の動きは連動している
曖昧母音(ə)では口は動かさなくてOK
相手に伝いたい単語の母音を強調。強調すればするほど口は大きく動く
▼ここで例文です
英文)When are you gonna go back to Japan?
発音記号)wɛn ər jə ˈgənə goʊ bæk tə ʤəˈpæn?
母音の動きを確認すると、曖昧母音(ə)は口を動かさなくていいので、When, Go, Back, Japan の4つははっきりと発音しようという意識になります。
▼例文2
英文)Our Manager will be arriving at your office in an hour
発音記号)ɑr ˈmænəʤər wəl bi əˈraɪvɪŋ ət jər ˈɔfəs ɪn ən ˈaʊər
この例文では、どの部分を強く読むでしょうか?
答えはManager, arriving, office, an hourの4語です。
それ以外は意味的に重要ではないので、発音としてもはっきりと発音する必要はありません。つまり、曖昧母音のような弱い母音では口を動かさなくてOKなんです。
口の開きも強調したい思いがつよければ強いほど口の動きも大きく開きます。
慣れてしまえば、そもそもそんな動かさなくても発音はできるようにもなりますが、対比をより体感できるように最初は大きめの動きで発音すると、リズムと口の動きの連動や、相手に伝えたい気持ちと口の動きの連動をぜひ体感しやすいです。
※YouTube動画内では、スムーズに話せていない人の話し方とスムーズな話し方を比較しているので、ぜひそちらも確認し、練習して体感してみてください!