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Lの発音ができるようになるコツは1つ!

こんにちは、発音トレーナーのセイダイです。


この記事では、実は意外と日本人が苦戦する子音『Lの発音』をわかりやすく解説していきたいなと思います。


英語の子音ではちゃんと発音しようと思うと一番難しいんじゃないかと思っている音になりますので、ぜひこの記事でコツを掴んでください!



目次▼

意外と難しいLの発音

Lの感覚を掴む『音の共鳴を感じる』

Lの音の響きを体感する

Lの音の注意点

発音練習してLの発音をマスターする


意外と難しいLの発音


以前、YouTubeのプレゼント企画でLRを音響音声学的に分析するという企画をやったのですが、だいたい100人くらいの方にご応募いただいて、分析しました。


その結果、驚くかもしれないのですが、意外とRが出来ていない人少なかったんです。

というのも、Rの発音は有名というか日本語とは違う代表的な音なので、逆にわかりやすいというか、練習する機会も多かったりします。


しかし、それに対してLの方が出来ていない人が多かったです。約6割の人ができていませんでした!


そして結果を送った後にいただいた返信で多かったのが、「Lはそこまで意識していなかったので練習してみます!」というお返事でした。


そうなんです。Lってそこまで練習のスポットライトを浴びないんですよね。


なので、今日はLの理解度を深めるために、一緒に練習してLの感覚を掴んでいきましょう。


Lの感覚を掴む『音の共鳴を感じる』


色々と教え方や意識するポイントがある中で今日フォーカスしたいのは1つだけです。


音の共鳴を感じるということ、これだけです。


共鳴とは何かというと、音の響き/振動が子音には必ずあるので、それを知る、体感するということです。


例えば

①Vの発音だと、V〜〜〜のように下唇と歯の触れたポイントで音の響きを感じれます。

②Zの発音だと歯の真うらあたりで共鳴を感じることができます。


ではLはどこでしょう?


ここでいったんLを発音して探してみてください。


L〜〜〜〜と5秒くらいならしながらどこで共鳴を響きをかんじますか。


今日体感してもらいたいのはこれだけです。この響きが体感できればLはマスターできます


答えは口の中です。

厳密にいうと、舌の横側とほっぺの間あたりです。↓



なので専門的には側音という名前が付いています。



Lの音の響きを体感する


ここで響きを体感するためのコツをお伝えします。


✅口を閉じた状態、歯を閉じた状態で「うー」と喉で音を鳴らしてみてください。

※この時唇はリラックスした状態で開いておきます。


そうすると、首全体で音が響いている感じがあるはずです。


✅その音を鳴らしながら、舌を天井にべたっと触れると、音が変化するはずです。

※この時口は開かずに舌だけ動かしてくださいね。


この変化した音がLの音になってるわけですが、響きが口のなかに移動した感覚があるかと思います。


さっき喉で音を鳴らしていただけの状態では喉での響きだけで、口の中はオープンスペース→舌を天井にふれることで音が変化して、その変化したポイントで音の共鳴を感じることができるようになりました。


音を鳴らすだけだとオープンスペースだった口の中が、舌のポジションが変化したことによって狭い空間になったのでそこで共鳴が作り出されます。


これを繰り返しているとLとはどんな音なのか、どこで共鳴しているのかの理解が深まります。


これがつかめてしまえば、あとは母音とつなげるだけ、単語で発音するだけになります。



Lの音の注意点


ここで注意点ですが、Lをうまく発音できない人の特徴として、✅舌をすぐ天井から離してしまう人です。


これだと日本語のラ行にかなり近くなってしまうので、この共鳴を感じてから、舌を離す意識を持ちましょう。


また、✅舌を天井部分や歯の裏につけようとする意識で舌をぐんと持ち上げ発音しようとする人が多いです。


この動きが実はLができていない原因になっているので、さきほど練習した動きでだけでLは十分発音できます。


何もしていない状態で歯を閉じた状態だと、舌はどこにありますか?


ほとんどの場合、自然と天井というか歯の裏あたりにあるとおもうので、これがLのポジションと思ってください。


それだと全然持ち上げたり変な動きってしないですよね。その動きだけで十分です。



発音練習してLの発音をマスターする


それでは発音練習をしてみましょう。

※こちらはぜひ動画と一緒に発音練習をしてみて下さい!


まずはLa Li lU LeLo


✅歯は閉じたままやってみます。

Lは口のなかでの共鳴、母音は喉での共鳴が感じやすいので、体感としてはL 口の中、a 喉のように共鳴を感じる部分が違うのが体感できます。


✅同じ感覚を自然と口を開いた状態でもやってみます。


ここでセルフチェックの方法の紹介ですが、ほっぺを押してみてください


この時にLがでていると、音が変化するか止まります。横から流れている息の流れが堰き止められるのが原因です。


なのでこのときになにも変わらなかればLがでていない可能性が高いです。


そのまま単語も発音してみましょう。


  • Lo, Lo, Lot

  • Li, Li, Live

  • Lu, Lu, Look

  • Le, Le, Letter

  • Lou, Lou, Low


このような感じで発音をしていると、今日のフォーカスである、Lの共鳴を感じることができるようになりますので、ぜひ動画とともに練習してみてください!



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